エンジニアが人事に異動したら意外と人生面白くなった件 第3話

人事(HR)をやってみる気はないかと社長に言われた翌日、私は社長に会いに行って”人事やらせてください。お願いします。”と頭を下げた。

なぜ人事を選んだのかと言われたらよくわからない。

ただ、そちらの方がワクワクしたからだ。多分、今までやったことない仕事だったから飽き性な私の心を揺さぶったのだろう。

実際、私の人生で下した決断で後悔しなかったのは、私がワクワクした時だ。

まったく論理的でもないし、ただ、その選んだ道が間違ってなかったことを証明するために一生懸命頑張流しかないと思った。

すぐにも私の人事への異動が全社に通知された。

これまでに前例がなかったこともあり、社内からはかなりの反響をもらった。

ただ、あらためて考えてみると、人事のこと何も知らないからどうやって成果を出していこうかと不安にもなった。

中途採用、新卒採用、評価など現場のマネージャーとして、それなりに人事と仕事をしてきていたので、人事の仕事わ分かっているつもりでいた。

ただ、それはあくまで外から関与していただけで、人事の本当の仕事は何も分かってなかったということに気付かされた。

まずは中途採用の担当ということになったが、それほど大きな部署でもなかったので新卒採用、評価、育成など何でも手伝うことになっていった。

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